銀行口座、いくつ持っていますか。
私は50代で銀行口座の整理を2回やりました。1回目で大手銀行とPayPay銀行を解約し、2回目の今回は住信SBIネット銀行・SBI新生銀行・ソニー銀行・ゆうちょ銀行の4行に絞りました。楽天銀行は休眠、みんなの銀行は解約です。どの銀行に何をさせているのか、ATM手数料と振込手数料をどう払わずに済ませているのかを書きます。
※手数料・金利・優遇条件は2026年7月時点で公式サイトを確認したものです。銀行のサービスは変わるので、実際に使うときはご自身でも確認してください。
なぜ50代で銀行口座を整理したのか
口座が増えたことには、その時々の理由がありました。
若い頃はアルバイトのたびに、指定された銀行の口座を作りました。三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行。その後ネット銀行も増え、PayPay銀行は「ジャパンネット銀行」だった頃から使っていました。当時は個人事業主用の口座を比較的作りやすく、普通預金口座と個人事業主口座の両方を持っていました。さらに楽天銀行、住信SBIネット銀行、ソニー銀行、みんなの銀行、新生銀行。
しかし50代になって考えるようになりました。
この銀行口座、本当に全部必要なのか。
1回目の整理では、ほとんど使わなくなっていた大手銀行3行を解約し、日常のお金を住信SBIネット銀行へ集約しました。PayPay銀行も、個人事業をやめて役割がなくなったので個人口座・個人事業主口座の両方を解約しました。
大手銀行が悪いという話ではありません。三菱UFJ銀行の自行ATMは全曜日8:45〜21:00が無料ですし、三井住友銀行もOliveアカウントなら本支店ATMが24時間無料です。ただし三菱UFJ銀行のカードでセブン銀行ATMを使うと220円か330円かかるように、無料にするには時間帯とATMを選ぶ必要があります。私の場合、それを毎回考えるより、ネット銀行をメインにしたほうが生活に合っていました。
ここで分かったのは、銀行が良いか悪いかではなく、今の自分にその銀行の役割があるかということです。
2度目の整理で残した4つの銀行と役割分担
今回残した4行と、それぞれに持たせた役割です。
| 銀行 | 私の用途 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 住信SBIネット銀行 | 公共料金・日常決済・振込 | メイン |
| SBI新生銀行 | 無料振込枠・予備資金 | サブ |
| ソニー銀行 | アフィリエイトなどの収入 | 収入専用 |
| ゆうちょ銀行 | 生活防衛資金・貯蓄 | 貯蓄専用 |
楽天銀行は休眠、みんなの銀行は解約です。以下、1行ずつ理由を書きます。
メインバンクは住信SBIネット銀行|アプリでATMとことら送金が無料
年金の受取、公共料金、日常のお金、振込をここに集約しています。ATMも振込も、普通に使う範囲なら手数料がかかりません。
特に便利なのが「アプリでATM」です。スマートプログラム対象支店の個人であれば、セブン銀行ATM・ローソン銀行ATMをスマートフォンアプリで操作した場合、スマプロランクに関係なく何度でも0円になります(2024年12月1日から)。
逆に、キャッシュカードを差す従来のやり方だと、ランクごとの無料回数を超えた分は有料です(セブン銀行・ローソン銀行で入金110円、出金165円)。同じ銀行でも、カードを出すかスマホを出すかで結果が変わります。
振込は「ことら送金」です。個人間で1回10万円以下、送金先がことら送金に対応していれば、他の金融機関あてでも無料になります(スマート認証NEO登録済みアプリからの取引が条件。法人・個人事業主は不可)。それ以外はランクごとの無料回数で足ります。
| スマプロランク | 他行あて振込 | ATM |
|---|---|---|
| プラチナVIP | 月20回 | 月20回 |
| VIP | 月15回 | 月15回 |
| ゴールド | 月10回 | 月10回 |
| シルバー | 月5回 | 月5回 |
| ベーシック | 月1回 | 月2回 |
私はSBI証券も利用しているので、SBIハイブリッド預金による自動連携も使っています。
2026年8月3日の商号変更をどう見ているか
住信SBIネット銀行は2026年8月3日から「株式会社ドコモSMTBネット銀行」へ商号変更し、個人向けブランドも「ドコモの銀行」に変わります。
銀行側は、金融機関コード・支店番号・口座番号は変わらず、キャッシュカード、ATM、デビット機能、SBIハイブリッド預金もこれまで通り使えると案内しています。
なので私は、今すぐメインバンクを変えるつもりはありません。今後のサービス内容を見ながら判断します。
名前はダサすぎますけどね。ドコモブランドが嫌いというのもありますが。。。
SBI新生銀行|今回いちばん評価が変わった銀行
サブ銀行として、無料振込枠と予備資金の置き場所にしました。ダイヤモンドステージなら他行あてのネット振込が月10回無料(以降1回75円)、提携ATMの出金が24時間365日、回数制限なく無料になるからです。対象はセブン銀行、ローソン銀行、イーネット、イオン銀行など。ゆうちょ銀行や都市銀行のATMは対象外です。
私は旧新生銀行時代から口座を持っていて、当時は外貨と海外送金のために使っていました。海外送金をしなくなってからはほとんど使い道がなかったのですが、今回久しぶりに調べたら、SBIグループになってサービスがかなり変わっていました。
そして私にはもう一つ大きな点がありました。SBI証券との口座振替契約を登録すると、ダイヤモンドステージの判定対象になります。2024年11月に追加された条件で、月末時点で契約が完了していれば翌々月からステージが上がります。
しかもこの口座振替契約は、住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金と併用できます。証券口座と銀行をつなぐサービス(SBI新生コネクトやSBIハイパー預金)とは別枠なので、住信SBI側の連携を外す必要がありません。
つまり私の場合、住信SBIネット銀行+SBIハイブリッド預金をそのまま維持しながら、SBI新生銀行をダイヤモンドステージのサブ銀行として使えます。
これはかなり使える仕様になっていると思います。ワタシ的に。
以前は「外貨と海外送金を使わなくなったら役割がなくなった銀行」でした。今は「無料振込枠と予備資金を置くサブ銀行」という新しい役割ができました。
SBI証券まわりはSBI証券のつみたてNISAをおすすめする理由でも書いています。
ソニー銀行は副業・アフィリエイト収入専用にしている
ブログやアフィリエイトなどの収入を受け取る口座として、生活費と分けています。給与や年金、生活費と副業のお金を同じ口座にすると、お金の動きが分かりにくくなるからです。
生活のお金=住信SBIネット銀行、副業などの収入=ソニー銀行。
手数料は、提携ATMの引出が月4回まで0円、他行あて振込が毎月1回目無料(Sony Bank WALLETを持っていれば2回目まで無料、以降110円)。優遇プログラム Club S のステージが上がればさらに増えます。収入を受け取って月に数回動かすだけの口座なら、これで足ります。
なお、副業収入がない人なら無理に4銀行にする必要はありません。3銀行でも十分です。
ゆうちょ銀行は生活防衛資金の置き場所
積極的にお金を動かす口座ではなく、基本的に使わないお金を置いておく役割です。日常的に使う住信SBIネット銀行とは分離しています。
通常貯金の金利は2026年7月時点で年0.300%ですが、2026年8月10日から年0.400%に引き上げられる予定です。
もちろん、もっと金利の高い銀行を探すこともできます。しかし生活防衛資金については、私は金利だけではなく、日常口座から分離して管理することを重視しています。
そして、全国に郵便局があり、何かあればそこで引き出しができることは大きいメリットです。
楽天銀行はすぐ解約せず「休眠」にした
今のところ明確な役割がないので、数年間休眠させ、それでも使い道がなければ解約することにしました。
楽天銀行にもメリットはあります。ハッピープログラムでは、会員ステージに応じてATM手数料が最大月7回、他行あて振込手数料が最大月3回まで無料。給与・賞与・年金を受け取れば、翌月の他行あて振込が3回無料になります(未使用分は繰り越して最大5回まで保有可)。
一方、ベーシックステージには無料回数がありません。ATM入金は3万円以上なら常に無料ですが、3万円未満だと無料回数がなければ手数料がかかります。出金は無料回数がない場合、セブン銀行やローソン銀行で1回275円です。
楽天のサービスを多く使う人なら価値があります。しかし今の私には、積極的に使う理由がありません。だから、今すぐ解約ではなく一度休眠にしました。
楽天経済圏の人は良い銀行なのかもしれませんね。楽天モバイルも解約したので、メリットはほぼないです。
銀行口座を整理するときの4つの判断基準
今回の整理で私が重視したのは、ATMと振込の無料枠です。
自分のお金を入れる、出す、別の銀行へ移す。そのたびに100円、200円、300円と払っていたら、年間ではそれなりの金額になります。
1回220円のATM手数料を月4回払うとすると、220円 × 4回 × 12か月 = 10,560円。
普通預金の金利を細かく比較する前に、こうした手数料を減らすほうが効果が大きい人もいるでしょう。
そのうえで、私が基準にしているのは次の4点です。
- その銀行に明確な役割があるか
- ATMや振込手数料を無料にできるか
- 無料条件を無理なく達成できるか
- 他の銀行と役割が重複していないか
3つ目は特に大事だと思っています。高額な預金を置かなければ無料にならない、特定の商品を契約しなければ無料にならない、という条件は続きません。
普段の生活の中で自然に無料になること。ここが分かれ目です。
会社員なら、給与はメイン銀行、副業収入は別口座。サブ銀行に無料振込枠と予備資金、貯蓄銀行に生活防衛資金。
こう分けるだけで管理しやすくなると思います。
ただし勤務先によって給与振込口座の運用が異なる場合があるので、そこだけは勤務先に確認すればよいと思います。
4つ持っていても、全部に役割があれば問題ありません。逆に10口座持っていて、その半分を何年も使っていないなら、一度整理してみる価値があります。
まず何か1つやるとしたら、通帳とアプリを並べて、口座ごとに「この口座の役割は何か」を一言ずつ書き出してみてはどうでしょう。
書けない口座が、たぶん整理の候補です。
20年、30年経てば生活も変わります。
昔必要だった銀行が、今も必要とは限りません。
私はこれからも、できるだけ銀行手数料を払わず、自分のお金を分かりやすく管理する。
この方針で銀行を使っていきます。
よくある質問
Q. 50代の銀行口座は何個が適切ですか?
A. 個数そのものに正解はなく、口座ごとに役割があるかで判断します。私は生活費・サブ・収入・貯蓄の4つですが、副業収入がない人なら3つで足ります。使っていない口座が半分を超えているなら、整理を検討する目安になります。
Q. 使っていない銀行口座は解約したほうがいいですか?
A. すぐ解約しなくても構いません。私は楽天銀行を「数年間休眠させて、それでも使い道がなければ解約する」という扱いにしました。将来使う可能性があるなら、いったん止めて期限を決めて判断するほうが後悔が少ないです。
Q. ATM手数料と振込手数料を無料にするには、どの銀行を選べばいいですか?
A. 無料条件を無理なく達成できるかで選びます。住信SBIネット銀行はスマートプログラム対象支店なら「アプリでATM」でセブン銀行・ローソン銀行ATMが何度でも0円、SBI新生銀行はダイヤモンドステージで提携ATM出金が回数無制限無料・他行あて振込が月10回無料です(いずれも2026年7月時点)。高額な預金や特定商品の契約が前提の条件は続かないので避けています。
Q. 住信SBIネット銀行がドコモSMTBネット銀行になると、口座はどうなりますか?
A. 銀行側は、2026年8月3日の商号変更後も金融機関コード・支店番号・口座番号は変わらず、キャッシュカード、ATM、デビット機能、SBIハイブリッド預金もこれまで通り使えると案内しています。ただし給与や年金の受取口座を登録している場合、書類に書く銀行名が変わります。
Q. 住信SBIネット銀行とSBI新生銀行は両方持つ意味がありますか?
A. 私の場合はあります。SBI新生銀行はSBI証券との「口座振替契約」を登録するだけでダイヤモンドステージの判定対象になり、これは住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金と併用できるからです。住信SBI側の証券連携を維持したまま、SBI新生銀行の無料振込枠を上乗せできます。
参考資料(2026年7月28日確認)
- ドコモの銀行/商号変更について|住信SBIネット銀行 プレスリリース
- 銀行名変更(2026年8月3日〜)よくあるご質問|住信SBIネット銀行
- 「アプリでATM」手数料無料化について|住信SBIネット銀行 プレスリリース
- スマプロランクについて|住信SBIネット銀行
- ことら送金|住信SBIネット銀行
- SBI証券との口座振替契約|SBI新生銀行
- ステップアッププログラム|SBI新生銀行
- 金利一覧|ゆうちょ銀行
- 貯金金利の引き上げ(2026年8月10日実施)|ゆうちょ銀行
- お振込・ATM利用手数料|ソニー銀行
- ハッピープログラム|楽天銀行
- 手数料一覧:ATM手数料|楽天銀行
- ATM利用手数料|三菱UFJ銀行
- 無料で使えるATM(Olive)|三井住友銀行
