50代の仕事の経験を「後輩に渡せる形」で残す方法|記録の書き方とObsidian
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30年近く同じ仕事を続けてきても、後輩に「前にもこういうことありましたか?」と聞かれて、すぐに答えられないことがあります。たしかに経験したはずなのに、そのとき何を決め手にしたのかが思い出せない。
経験がなかったわけではありません。あとから取り出せる形で残していなかっただけです。この記事では、50代のうちに仕事の経験を「後輩に渡せる形」で残す方法をまとめます。
経験が消えていく3つの理由
- 記録する場所がばらばら:紙の手帳、スマホのメモ、パソコンのファイル、AIとのやりとり。どこに書いたか自分でも分からない
- 結果だけ残して、理由を残していない:「こう対応した」は残っていても、「なぜそう判断したか」が残っていない
- あとで探せない:ファイル名やタイトルがばらばらで、検索しても見つからない
後輩に渡せる記録の書き方
おすすめは、ひとつの出来事を次の4つに分けて書くことです。
| 項目 | 書くこと | 例 |
|---|---|---|
| 何があったか | 起きたことを事実だけで | 取引先から納期の前倒しを頼まれた |
| どう判断したか | 選んだ対応 | 一部だけ先に納品すると提案した |
| なぜそうしたか | 判断の決め手 | 全部前倒しすると品質確認が間に合わないため |
| 次に同じことがあったら | 後輩へのひとこと | まず「どこまでなら前倒しできるか」を社内で確認してから返事をする |
「なぜそうしたか」と「次に同じことがあったら」が、後輩にとっていちばん価値のある部分です。ここは本人にしか書けません。
ためた記録を「探せる」ようにする
記録は、ためるだけでは使えません。探せることが大切です。そこで役に立つのが、パソコンのメモアプリ「Obsidian」とAIの組み合わせです。
- Obsidianは、メモをすべて自分のパソコンの中にふつうのファイルとして保存するアプリです。何でも記録として置いておけます
- AI(ChatGPTやClaude、Geminiなど)は、たくさんの記録の中から必要なものを探し出したり、要約したりするのが得意です
ただし、会社の機密情報や顧客情報をそのままAIに送るのは避けてください。AIに読ませてよい情報かどうかは、会社のルールを確認してから決めましょう。
まずは今日、1件だけ書いてみる
最初から完璧な仕組みを作る必要はありません。今週あった出来事をひとつ選んで、上の4つの項目で書いてみてください。それが、あなたの「知の資産」の1件目になります。
もっと体系的に始めたい方へ
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